大谷翔平 驚がくの時速191キロ弾丸二塁打!右肘靱帯損傷の状態で今季自己最速打球&今季メジャー最速タイ 3安打猛打賞
「フィリーズ12-7エンゼルス」(29日、フィラデルフィア)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場。6点を追う九回2死二塁の第5打席で右中間へ適時二塁打を放ち、3安打をマークした。
大敗ムードの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような、弾丸ライナーで破る右中間二塁打。この打球は右肘靱帯(じんたい)損傷の状態で、驚がくの時速191キロ(190・8)を計測した。今季自己最速打球で、今季メジャータイ記録。8月16日のレンジャーズ戦以来、今季14度目の猛打賞となった。
この日は第2打席では投内安。第3打席で技ありの右前適時打。38度目、3戦ぶりのマルチ安打をマークした。元同僚、ロレンゼンの外角変化球を最後は右手一本で拾うように捉えた。
大谷の打者成績は打率・307、44本塁打、94打点、19盗塁。
大谷の奮闘むなしく、チームは大敗。借金は今季最多7となった。
大谷と同じく今季時速191キロの打球を計測したのはスタントン(ヤンキース)とオルソン(ブレーブス)。大谷は22年に191・7キロ、21年に191・5キロ、この日が3番目の190・8キロ。今季最速の190・3キロを上回った。