エンゼルス新人シャヌエル、22年ぶり球団記録更新 デビューから10戦連続安打 大谷と1、2番コンビで快進撃
「フィリーズ8-10エンゼルス」(30日、フィラデルフィア)
エンゼルスの新人、ノーラン・シャヌエル内野手が「1番・一塁」で出場し、メジャーデビューから10試合連続安打の球団記録を樹立した。この日は七回まで4打席無安打だったが、1点を追う九回無死一塁から右前打を放って好機を拡大して逆転勝利に貢献。前日まで大谷翔平投手と1、2番コンビを組み、01年にデービッド・エクスタインがつくった9試合連続安打の球団記録を更新した。
21歳のシャヌエルは7月に行われたドラフトでエンゼルスから1巡目、全体11位で指名されて入団。7月21日にルーキーリーグでプロデビューした後、わずか3試合で1Aへ昇格。さらに2試合で打率・833(6打数5安打)、2打点、1四球と好結果を残すと、7月29日に2Aへ昇級した。新天地では前日まで16試合にプレーし、打率・339(59打数20安打)、1本塁打、12打点、16四球、9三振、OPS・955(出塁率・477、長打率・451)の高いレベルの打撃を披露。
マイナー21試合で打率・370、OPS1・003を残し、両リーグ最速となる40日目となる18日にメジャー昇格を果たした。
デビュー戦となった18日のレイズ戦でいきなり「1番・一塁」で起用され、七回の左前打で初安打を記録。その後も優れた選球眼で安打を積み重ね、体調不良で26、27日の試合を欠場するアクシデントを乗り越えて、快記録を達成した。ここまで本塁打こそないが、安定した打撃で打率・324、出塁率・457、OPS・808をマークしている。