大谷翔平、1安打1打点 7戦ノーアーチも95打点で二冠まで2差 チームは投壊から逆転勝ちで連敗阻止

 5回、右前適時打を放つ大谷
 5回、右前適時打を放つ大谷
 5回、右前適時打を放つ大谷
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 「フィリーズ8-10エンゼルス」(30日、フィラデルフィア)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打1打点、1四球。3試合連続安打で2年連続150安打に到達した。打点を95に伸ばし、試合終了時でア・リーグ1位のタッカー(アストロズ)に2差に迫り、キング独走の44本塁打と合わせて二冠にさらに近づいた。チームは投手陣の崩壊で後手に回ったが、九回にドルーリーの19号2ランなどで逆転勝ちし連敗を3で止めた。

 22日のレッズ戦以来、8試合ぶりに3番で起用された大谷は初回の打席で空振り三振。カウント1-2から左腕サンチェスのチェンジアップにバットは空を切った。

 2-2の三回1死一塁の場面は初球、内角低めのシンカーを打って一ゴロ併殺。一塁線際で大きく弾んだ打球を一塁ハーパーがジャンプしながら好捕し、一塁ベースを踏んだ後に二塁へ転送した。好機を広げることができなかった。

 チャンスを生かしたのは1点リードの五回2死一、二塁の得点機だ。カウント1-1から内寄り151キロシンカーを右前へ運び、二走シャヌエルを生還させた。横っ飛びで捕球を試みたハーパーのグラブの先を抜ける打球で貴重な追加点。3試合連続安打で4番ドルーリーの適時打をお膳立てしたが、自身は三塁を狙ってタッチアウト。中堅からの送球に滑り込むことなく憤死した。

 1点を追う八回1死走者なしの第4打席は剛腕外から四球を選んで出塁。後続の四球と中前打で1死満塁の逆転機を演出すると、2死後にレンフローが2点適時打で逆転に成功した。

 悔しい打席は同点の九回1死一塁の打席。守護神キンブレルが2球連続で投じた外角ストライクを見送った後、外角高めのボールになる直球に空振り三振。反撃機を逸したが、続くドルーリーが勝ち越し19号2ランを放ち、チームを勝利に導いた。

 しかし、この日はエンゼルスの投手陣が精彩を欠いた。先発デトマーズが2点の援護を受けながら4回2失点で降板すると、2番手以降も失点を繰り返す。1点リードの八回に5番手ムーアが主砲ハーパーに通算300号となる15号2ランを浴びて逆転されたが、打線が奮起し、九回を抑えのエステベスが締めて連敗を止めた。

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