高木豊氏、今季でメジャー契約終了の前田健太「あと3、4年をカープで過ごすのが一番いい」 来季36歳 先輩・黒田を重ねる
元DeNAの高木豊氏が30日、自身のYoutubeチャンネルを更新。今季でメジャーでの8年契約が切れるツインズ・前田健太投手の日本球界復帰の可能性について言及した。
前田は2016年に広島から8年契約でドジャースに入団。契約がそのまま引き継がれる形で20年にツインズにトレードで移籍した。しかし、21年9月に右肘を痛めてトミージョン手術を行い、22年は登板なし。今年4月に1年8カ月ぶりに復帰登板も、ここまで3勝と苦しんでいる。
高木氏は「余力を残しながら投げているのではなくて、全部で向かっていっているという。体も悲鳴を上げだしているんじゃないかな」と現状の前田を心配した。来年、36歳を迎えるとあって「あと3、4年をカープで過ごす。それが一番いいのかな」と、日本球界に復帰する頃合いではないかと私見を語った。
広島といえば、かつては黒田博樹投手がドジャース、ヤンキースで5年連続2ケタ勝利を挙げるなど活躍しながら、20億円と言われるメジャーの巨額オファーを蹴って、古巣に復帰。その“男気”は大きな反響を呼び、さらに16年には広島に25年ぶりのリーグ優勝をもたらした。
高木氏は「黒田が帰ってきていろんなもの、いいものを投手陣に教えながら、で優勝していった」と話し、「マエケンが帰ってきたら広島がそうなりそうな気がするよな。いいものを持ち帰ってくるような気がする」とマエケンを黒田にだぶらせた。
来季36歳となり、プロ野球人生も終盤にさしかかっていると指摘し、「もう一回あの仲間達と野球をやりたいと思うのがマエケンかなって」と話した。
もしも日本球界復帰となれば、争奪戦となることが予想されるが、高木氏は「マエケンはお金じゃないと思うよ。そういうタイプではない」とキッパリ。「黒田が広島を強くするために戻ってきたみたいにさあ」と再び黒田を重ね合わせると、「戻ってくると広島はもうひとつ強くなる。森下がひと皮剥けそうな気がする」と、さまざまな好影響をもたらすと話した。