大谷翔平 痛烈二塁打&リーグ最多102得点も今季最長8戦ノーアーチ チームは100敗間近の最弱球団に大敗
「アスレチックス9-2エンゼルス」(1日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球だった。4試合連続安打を記録したが、今季自己最長タイの8試合連続ノーアーチ。チームはメジャー最低勝率球団に完敗した。
一塁線を破った鋭い打球で快足を飛ばした。5点を追う六回の打席。2打席無安打に抑えられていた左腕シアーズの内角高めのスイーパーを鋭く抜き、滑り込むことなく、二塁を陥れた。
点差が6に広がった八回2死の打席は中継ぎ左腕ニューカムに対し、フルカウントから四球で出塁。15秒の投球時間制限を超えたために1ボールとなり、一塁へ歩くと、マウンド上の投手は球審に説明を求め、敵地スタンドから大谷の一振りを期待したファンの不満の声が上がるなど、場内は騒然となった。
大谷は4番ドルーリーの右中間二塁打で一気に生還。スピードを生かした走塁でこの日唯一の得点を記録。ア・リーグ1位の得点を102に伸ばした。
試合は、エンゼルスの先発サンドバルが三回まで無安打無失点の好投を見せたが、四回に先頭を二塁打で出塁させると、1死から犠飛を含む4長短打で3点を失って降板。後続の投手が2走者をかえし、計5失点となった。
チームは前日に正右翼手のレンフローや先発のジオリトら主力5選手を放出。この日の試合前には2Aから有望内野手のパリスを昇格即スタメンで起用するなど、来季を見据えた布陣で臨んだが、100敗間近&借金56のメジャー最弱球団・アスレチックスに完敗した。