大谷翔平、9戦連続欠場 指揮官が出場可否は選手の感覚重視を強調 チームは大敗で4連勝ならず
「マリナーズ8-0エンゼルス」(12日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手が右脇腹痛のため、9試合連続で欠場した。長期化の様相を呈している状況に試合前のネビン監督は出場の可否は選手の感覚を尊重していることを明かした。チームは先発サンドバルが5回8失点(4自責)の乱調で連勝は3で止まった。
試合前に取材に応じたネビン監督は大谷の状態について「まだ少し何かを感じているようだ。私としてはあと2日ほど休んでいいと言いたい気持ちはある。ただ、彼が明日ここに来て、いい状態だと言えば、出場させる」と、出場の可否は選手の感覚を重視していることをあらためて説明。「最初はだれも大きな問題とは思わなかった。彼も1、2日すれば行けると思うと言っていた。だから、私もみなさんにそう伝えた。思っていた以上に長引いているが、復帰は近いと思う」とも話した。
大谷は4日の試合前にフリー打撃を行った際に右脇腹に張りを訴えて予定されていたスタメン出場を回避した。5日の試合後に明らかになった検査結果について指揮官は「ほんの少しの炎症がある。けがというほどのことではない」と軽症を強調。前日11日には一度は「2番・指名打者」で出場することが発表されたが、試合開始2時間半前にスタメンから外された。
試合は、エンゼルスの先発サンドバルが初回に味方失策が絡んで3点を失うと、四回には1死から5長短打で4点を奪われ、五回にはソロ被弾。序盤から一方的な展開のなか、打線は新人右腕ウーの前に六回途中無得点。三回2死一、三塁の好機にあと1本が出なかった。