ブルージェイズ・菊池 2被弾6失点 PO争い直接対決で一発病再発「チームの力になれなかった」
「ブルージェイズ0-10レンジャーズ」(13日、トロント)
プレーオフ進出争いでしのぎを削るレンジャーズとの直接対決で、ブルージェイズ・菊池が2本の本塁打に沈んだ。一発病が再発して6失点で降板し「チームの力になれなかった」と落胆した。
四回につかまった。1点を失い、なお一、二塁で左打者ローにスライダーを中越えに運ばれた。「ゴロを打たせたかったところで甘く入った」と痛恨の3ランとなった。
五回は2死から首位打者のシーガーに右前打され、次の打者にカーブを左翼席へ運ばれた。7、8月の好調時を支えた変化球の失投を狙われ「相手が嫌がるストレートを投げられず、甘く入った変化球を打ちやすい状態にした」と唇をかんだ。
8月2日を最後に白星から遠ざかり、メジャー初の2桁勝利に7試合足踏みが続く。それでも32歳の左腕は緊迫した終盤戦にやりがいを感じ「この5年間で初めての経験。しっかり結果を出してみんなで喜べるように」と切り替えを強調した。