藤浪「最高」の美酒濡れ 古巣虎の「うれしい」Vに続いた!オリオールズ7年ぶりPO進出

 「オリオールズ5-4レイズ」(17日、ボルティモア)

 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)は17日(日本時間18日)、ボルティモアでのレイズ戦で2-3の九回に5番手で登板し、2/3回を1安打無失点だった。チームは延長十一回、5-4でサヨナラ勝ちを収め、7年ぶりのプレーオフ(PO)進出を決めた。藤浪は初のシャンパンファイトに参加し、古巣・阪神のリーグ優勝にも触れるなど、充実の思いを口にした。

 藤浪は飛びきりの笑顔でシャンパンファイトの中心にいた。7月にトレードで移ったチームが7年ぶりのプレーオフに進出。「日本でもビールかけをしたことがなかったので、めちゃくちゃ興奮した。最高だった」。同僚と何度も抱き合った。

 この日は地区優勝を争う相手に2-3の九回から登板。二塁打と四球でピンチを背負ったが、後を受けた投手にも助けられてしのいだ。9月は7試合連続無失点。「ストライクゾーンにアタックすることに集中している」と手応えを感じる。

 阪神からアスレチックスに移籍。当初は先発として起用されたが、制球難もあって中継ぎに配置転換された。短いイニングで奪三振能力が発揮され、6、7月と好結果を残してオリオールズから声がかかった。「アスレチックスの時もみんな良くしてくれた。オリオールズの選手も自分が輪に入りやすいように話しかけたり、いい環境づくりをしてくれたりした。1年目からこういう経験をさせてもらってすごく幸運」と感謝を口にした。

 古巣の動向も気にかけている。阪神が18年ぶりのリーグ優勝。「本当にうれしい。ビールかけをしているのを見てその場に自分がいられなかった寂しさは少しあるが、うれしいという思いが一番大きい」と喜んだ。

 「まだポストシーズン進出が決まっただけ。引き締めていい結果を出せるように頑張りたい」と藤浪。阪神は日本一、オリオールズはワールドシリーズ制覇が最高かと問われると「それが一番いい形だと思う」と力強く言い切った。

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