エンゼルス・大谷 右肘手術成功をインスタで報告「一日でも早くグラウンドに戻れるように」 二刀流は25年から
エンゼルスは19日、大谷翔平投手(29)がロサンゼルスの病院で靱帯を損傷している右肘の手術を受けたと発表した。右肘手術はメジャー1年目の2018年10月に受けており、2度目となる。大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏の声明によると、24年は開幕から打者に専念して出場でき、投手での復帰は25年になる見通し。
大谷が2度目の手術に踏み切った。執刀医は前回と同じくニール・エルトラッシュ医学博士だが、同様の靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)かどうかは明らかにされていない。
損傷した箇所は5年前とは異なると発表されているが、同博士は球団発表の声明文の中で「ショウヘイと検討し、最終的なプランは、問題点を修復し、健康な靱帯を補強する一方で、肘の寿命を考慮し、生存可能な組織を追加することでした」と説明。「2024年の開幕日には何の制限もなく打てるようになり、2025年には投打両方をできるようになるでしょう」と二刀流復活にお墨付きを与えた。
球団も「最終的な決断と術式は全体像に重きを置いて行われた」と説明。術後の大谷の状態については「安静にしており、体調も良く、回復への道のりを歩むことに興奮している」と伝えた。
大谷もインスタグラムを更新し、「早朝に手術を受け無事成功しました」とファンに報告。「残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」とつづった。英文でも「今まで以上に強くなって戻れるように全力を尽くす」と表現。強い復帰への気持ちを見せ、最後は「Go Halos!!(頑張れ、ヘイロウズ)」と、エンゼルスの愛称でチームにエールを送った。
今季の大谷は7月から両脚や右手中指のけいれんを訴えるなど疲労が蓄積し、8月23日のレッズ戦では二回途中で降板、右肘の靱帯損傷が見つかった。この登板が今季最後で、今月16日に負傷者リスト入りして今シーズンを終えた。