大谷翔平は「ずっと笑顔だった」 術後初めてチーム合流 指揮官「彼のオーラがそこに活力をもたらす」
9月19日に右肘手術を受けたエンゼルスの大谷翔平投手が30日(日本時間10月1日)、術後初めてチームに合流。同17日のタイガース戦以来、13日ぶりにチームメートともにこの日行われたアスレチックス戦をベンチから観戦した。
右肘を固定した大谷がクラブハウスに入ると、大きな歓声が上がった。みんなを笑顔にした再会。ネビン監督は「彼は元気だったね。チームメートと会えて喜んでいた」と、大谷の様子を明かした。
選手間投票で決める球団MVPを3年連続で受賞した。試合前のフィールドで行われた授賞式では地元ファンから拍手と声援を送られた。指揮官は「彼の放つオーラが活力をもたらしている。彼と会えて良かった。今日の彼はずっと笑顔だったよ」と話した。
日本のアニメ好きで知られる抑えのエステベスは最優秀投手に選出され、大谷と並んで表彰された。選手間投票では大谷に1位票を入れたことを明かした右腕は「彼と肘の状態の話をしたりした。順調そうなので良かったよ」と笑顔で話した。
メジャー6年目の今季の大谷はシーズンを完走できなかったが、投打同時出場23試合を含むチーム最多の135試合に出場。打者としては打率・304、44本塁打、95打点をマーク。打撃主要3部門のほか、得点(102)、盗塁(20)、出塁率(・412)、長打率(・654)、OPS(1・066)、塁打数(325)、21申告敬遠を含む四球数(91)を合わせた打撃10冠を獲得。投げては球団内に規定投球回数をクリアした投手がいない中で勝利数(10)、防御率(3・14)WHIP(1・06)、被打率(・184)の4つのカテゴリー(50投球回以上)でチームトップの成績を残し、投打あわせて14冠を達成した。
同投手は9月4日の試合前の打撃練習で痛めた右脇腹が完治せず、16日に負傷者リスト入りし、残り試合の欠場を決断。19日からの遠征には帯同せず、同日、ロサンゼルス市内の病院で8月23日の登板でじん帯を損傷した右肘の手術を行った。