エンゼルス・大谷 球団MVP 術後初!13日ぶりチーム合流 右肘ギプス固定も笑顔
エンゼルスの大谷翔平投手(29)が9月30日(日本時間10月1日)、右肘手術後初めてチームに合流。本拠地開催のアスレチックス戦の前に行われた球団MVPの授賞式で13日ぶりに公の場に姿を見せると、総立ちの観客から拍手と声援を送られた。
エ軍のクラブハウスの中から歓声が聞こえた。試合開始約1時間半前に、右肘を白いギプスで固定した状態で姿を見せた大谷をチームメートらが歓迎した。
9月4日の打撃練習で痛めた右脇腹が完治せず、残り試合の欠場を決断したのは16日。18日からのチームのフロリダ遠征に帯同せず、8月23日の登板で損傷が判明した右肘靱帯の手術を19日に受けた。そこから12日間は自宅で療養。待望のチーム合流だった。
待っていたのは地元ファンも同じだ。球団恒例の選手間投票による年間MVP選手の発表。リーグ最多の44本塁打や2年連続2桁勝利など、投打合わせてチーム14冠の活躍だった。ベンチから軽快な足取りで大谷がフィールドに出ると、観客は一斉に立ち上がり、拍手と声援を送った。
「元気だったね。チームメートと会えたことを喜んでいた。ずっと笑顔だったよ」
大谷の様子を語ったのはネビン監督だ。「彼のオーラがいろんな場所に活力をもたらしている。会えて良かったよ」と言えば、最優秀投手に選出された抑えのエステベスは「順調そうで良かった」と笑顔を見せた。
この日はベンチやクラブハウスで試合を観戦。七回に14号2ランを放ったオハピーは「九回に僕のところに来て『15号な』と言ってきた」と明かし、報道陣を笑わせた。
今季終了後にFAになる予定の大谷。エ軍残留か他球団移籍か。二刀流はオフも主役であり続ける。