エンゼルス・大谷争奪戦 米四大プロスポーツ最大規模の総額750億円か 来季打者専念も市場価値は高騰

 エンゼルス・大谷は今オフにFAになり米四大プロスポーツ史上初の総額5億ドル(約750億円)規模の大型契約になるとの予測もある。2度目の右肘手術を受けたことで投打「二刀流」の未来はやや不透明になったが、打者最高の勲章を手に入れたことで価値を高めた。

 来季は打者に専念し、投手での復帰は2025年になる大谷について、CBSスポーツ(電子版)は「24年に登板しなくてもメジャー史上最高の契約を手にするだろう」と報じた。

 大谷の今季年俸は3000万ドル。FAになることで1年あたりの契約額は今年以上になるのは確実だ。昨年の本塁打王ジャッジ(ヤンキース)はオフに9年総額3億6000万ドルの契約を結び、1年平均4000万ドルは野手最高額となった。二刀流の復活を期待する球団がこれを上回るオファーを出す可能性は十分にある。

 ◆大谷翔平(おおたに・しょうへい)1994年7月5日生まれ、29歳。岩手県出身。193センチ、95キロ。右投げ左打ち。投手(選手登録)。背番号17。花巻東から12年度ドラフト1位で日本ハム入団。14年にNPB初の2桁勝利&2桁本塁打。16年に10勝、22本塁打で初の投手と指名打者部門でベストナイン。18年にポスティングシステムでエンゼルスに移籍し新人王。21年ア・リーグMVP。22、23年は2桁勝利&2桁本塁打。23年WBC日本代表として優勝に貢献しMVP。

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