“ヒゲ浪”晋太郎、地区S開幕前日にブルペンで17球調整 あごひげイメチェン 公式サイトは「火炎放射器」のメンバー入り予想
「ア・リーグ・地区シリーズ第1戦、オリオールズ-レンジャーズ」(7日、ボルチモア)
オリオールズの藤浪晋太郎投手があすから始まる地区シリーズ(5回戦制)を前に本拠オリオールパークで行われた全体練習に参加。キャッチボールやブルペン投球練習などで調整した。
この日の藤浪はウォームアップで体をほぐした後、約10分のキャッチボール。黒のユニホームを着用してブルペンに入り、フォーシームにスプリットやスイーパーなどの変化球を交えて17球を投げ込んだ。
藤浪は昨オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスへ移籍。7月にオリオールズへトレードされた。メジャー1年目の成績は64登板(4先発)、7勝8敗、防御率7・18。79イニングを投げて83奪三振、52四死球。防御率はアスレチックスでの8・57に対し、トレード後の30試合は4・85と大きく改善させ、8月6日のメッツ戦では自己最速の102・6マイル(約165・1キロ)を計測し、日本投手最速記録を更新した。
レギュラーシーズン最後の5登板のうち3登板で失点と四球を記録。やや不安の残す投球内容となったが、大リーグ公式サイトは地区シリーズの展望記事で160キロ超の速球で打者をねじ伏せる藤浪を「火炎放射器」と形容し、メンバー入りを予想した。
レギュラーシーズン最終週から伸ばし始めたあごひげでさらに精悍さを増した藤浪。プレーオフのベンチ入りメンバー26人は第1戦当日の朝(日本時間7日午後11時ごろ)に発表される。