昨季王者アストロズ、7年連続リーグ優勝決定シリーズ進出 前田健太所属ツインズは21年ぶり地区S突破ならず 日本所属チームは全滅に
「ア・リーグ・地区シリーズ第4戦、ツインズ2-3アストロズ」(11日、ミネアポリス)
アストロズ(ア・リーグ第2シード)が競り勝ち、シリーズ3勝1敗でツインズ(同第3シード)を破って7年連続リーグ優勝決定シリーズに進出した。同シリーズでは同じテキサス州に本拠を置くレンジャーズ(同第5シード)と激突する。
前田健太投手が所属するツインズは02年以来、21年ぶりの地区シリーズ突破はならず。前日には藤浪晋太郎投手所属のオリオールズも地区シリーズで敗退しており、日本選手所属のチームは全滅した。
試合は、初回にツインズの3番ルイスがポストシーズン4本目となる本塁打で1点を先制する。しかし、アストロズはその直後の攻撃で6番ブラントリーのソロですかさず同点にすると、三回には3番手左腕シールバーからポストシーズン好調のベテラン、アブレイユが3号2ランを放ち、勝ち越しに成功した。
ツインズは先発ライアンを2回で降板させ、以降は小刻みの継投で勝機を見出そうとしたが、打線は六回にジュリエンのソロで1点を返すのがやっと。地元ファンの前で昨季王者の勢いを止めることはできなかった。
前日の第3戦はリリーフで1回1失点だった前田は登板機会がなく終戦。メジャー8年目の今季はレギュラーシーズンで21登板、6勝8敗、防御率4・23.ポストシーズンは中継ぎで2試合に登板していずれも失点し、防御率4・23だった。今季終了後に15年オフにドジャースと結んだ8年契約が満了し、FAになる見込みだ。