６日に中日から契約を解除されたキューバ出身のジャリエル・ロドリゲス投手（２６）がドミニカ共和国で現地時間２５日にメジャー球団のスカウトを集めて公開練習を行う、と全米野球記者協会の所属するフランシス・ロメロ記者が１４日（同１５日）、Ⅹで伝えた。メジャー球団のスカウトの話として「７、８球団がジャリエルの獲得に参加すると思う」とも記した。

　同記者は過去の投稿で、ロドリゲスが１０日にも公開練習を行い、ヤンキースやドジャース、エンゼルスなど１５球団を超えるメジャーのスカウトが視察したと記述。６カ月間、実戦から遠ざかっていながら直球は９６・２マイル（約１５５キロ）を計測したという。また、国際スカウトの話として、５年５０００～７０００万ドル（約７４億８０００万～１０４億７０００万円）の大型契約の可能性を伝えた。

　同投手は昨季、５６試合に登板し、防御率１・１５、リーグ最多の３９ホールドをマーク。今年３月に開催されたＷＢＣではキューバ－代表で出場したが、大会終了後は来日することなく、亡命したと報道されていた。

　キューバ出身でＮＰＢを経て亡命し、メジャーへ移籍した選手では、元ソフトバンクのオスカー・コラス外野手が昨年にホワイトソックスと契約金２７０万ドル（約４億円）で合意したと報道。また、１４年にＤｅＮＡでプレーしたユリ・グリエル内野手が１６年にアストロズと５年４７５０万ドル（約７１億円）の契約を結んでいる。