レンジャーズが通算2000勝超の名将対決に先勝 PS破竹の6連勝 40歳バーランダーは好投報われず
「ア・リーグ・優勝決定シリーズ第1戦、アストロズ0-2レンジャーズ」(15日、ヒューストン)
レンジャーズ(第5シード)がアストロズ(第2シード)に投手戦を制して先勝した。チームはワイルドカード・シリーズから破竹の6連勝と波に乗っている。
同じア・リーグ西地区でテキサス州を本拠とする両軍の対戦。歴代7位の通算2183勝を誇るアストロズのベイカー監督と同10位の同2093勝のレンジャーズのボウチー監督の名将対決第1ラウンドを制したのは後者だった。
レンジャーズは二回1死二塁の好機に6番ハイムの適時中前打で1点を先制すると、五回には9番タベラスが右中間へソロ本塁打を叩き込み、現役通算最多267勝の40歳右腕バーランダーから追加点を奪った。投げては左腕モンゴメリーが粘りの投球で七回途中5安打無失点に抑え、ブルペン陣に勝利のバトンをつないだ。
アストロズは1点を追う三回2死一、二塁の場面で主砲アルバレスが空振り三振を喫し、四回2死満塁の絶好機にはマルドナドが空振り三振。あと1本が出ず、七回途中2失点でクオリティースタート(6回以上、3自責点以下)を達成したバーランダーを援護することができなかった。
レンジャーズはレギュラーシーズン最終戦でアストロズに90勝72敗と並ばれ、対戦成績で地区優勝を奪われ、ワイルドカードで7年ぶりにプレーオフ進出。ワイルドカード・シリーズのレイズ、地区シリーズのオリオールズはいずれも格上だったが、いずれも負けなしで撃破し、今シリーズに駒を進めた。一方のアストロズは昨季のワールドシリーズを制するなど、7年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出した。