レンジャーズ、逃げ切りPS破竹の7連勝 アストロズは大事な場面で拙守拙攻響く アルバレス6戦6発奮闘
「ア・リーグ・優勝決定シリーズ第2戦、アストロズ4-5レンジャーズ」(16日、ヒューストン)
レンジャーズ(第5シード)がアストロズ(第2シード)の反撃をかわして2連勝。ワイルドカード・シリーズから負けなしで連勝を7に伸ばした。
レンジャーズは初回に先頭セミエンが中前打で攻撃の口火を切り、5本の単打で一挙4点を奪った。アストロズのエース左腕バルデスは無死一、二塁から適時失策で先制点を献上するなど、悪い流れを断ち切れなかった。
レンジャーズの先発イオバルディは味方打線の援護を受け、6回5安打3失点、1四球、9奪三振でクオリティースタート(6回以上、3自責点以下)を達成。アルバレスとブレグマンにソロ弾を許すなどしたが、3点リードの五回無死満塁の大ピンチを無失点に抑えるなど、粘りの投球で先発投手の役割を果たした。
八回から3番手で登板したチャプマンがアルバレスにこの日2本目となるソロを浴びて1点差に迫られたが、2死から抑えのレクラークを投入する執念のリレーで逃げ切った。
昨季のワールドチャンピオンで、7年連続リーグ優勝決定シリーズ進出を果たしたアストロズは、先発バルデスが三回途中5失点KOの誤算。アルバレスがポストシーズン6試合で6本塁打を記録するなど、追い上げを見せたが、大事な場面での拙守と拙攻が勝敗に影響する結果となった。
第3戦は休養日を挟み、舞台をレンジャーズの本拠に移して18日(日本時間19日)に行われる。レンジャーズは右大円筋痛のため、9月中旬から負傷者リスト入りしていたサイ・ヤング賞3回のシャーザーが復帰し、先発のマウンドに立つ。