大谷翔平、3年連続で選手間投票MVP&最優秀野手の最終候補入り 千賀滉大は新人王ファイナリスト

 米大リーグ選手会は17日(日本時間18日)、選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」各賞のファイナリスト3人を発表。エンゼルスの大谷翔平投手が3年連続で両リーグのMVPにあたる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と、ア・リーグ最優秀野手の「アウトスタンディング・プレーヤー」の2部門で最終候補に入った。

 大谷以外の日本勢ではメッツの千賀滉大投手がナ・リーグの新人王に相当する「アウトスタンディング・ルーキー」の最終候補3人に残った。

 大谷は6年目の今季、投打同時出場23試合を含む135試合に出場。打者としてはア・リーグ最多の44本塁打を放ち、初の打撃タイトルを獲得し、リーグ1位の出塁率(・412)、両リーグ最高の長打率(・654)&OPS(1・066)を残した。他の打撃部門は同4位の打率・304&102得点、95打点、20盗塁だった。

 投手としては2年連続2桁勝利となる10勝を挙げて防御率3・14。規定投球回には届かなかったが、132イニングを投げて167三振を奪い、被打率・184をマーク。右肘じん帯損傷と右脇腹痛のため、シーズンを完走できなかったが、ベーブ・ルースがなしえなかった前人未踏の2年連続2桁勝利&2桁本塁打の偉業を達成するなど、今季も二刀流で活躍した。

 大谷以外の「プレーヤー・オブ・-」のファイナリストはいずれもナ・リーグの選手。ブレーブスのロナルド・アクーニャは史上初の40本塁打&70盗塁を成し遂げ、盗塁王のタイトルを獲得。リーグ2位の打率(・337)、両リーグ1位の出塁率(・416)、大谷に次ぐOPS(1・012)などをマーク。ドジャースのムーキー・ベッツはリーグ4位の打率・307、同6位の39本塁打、同5位の107打点、同3位のOPS・987と安定した成績を残した。

 メジャー1年目の千賀は29試合に登板し、12勝7敗、リーグ2位の防御率2・98&同8位の202奪三振を記録した。

▽「プレーヤーズ・チョイス・アワード」主な部門の最終候補

<プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)>

大谷(エンゼルス)打率・304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1・066、10勝、防御率3・14、167奪三振

アクーニャ(ブレーブス)打率・337、41本塁打、106打点、73盗塁、OPS1・012

ベッツ(ドジャース)打率・307、39本塁打、107打点、14盗塁、OPS・987

<アウトスタンディング・プレーヤー(最優秀野手)>

ア・リーグ…大谷(エンゼルス)、ディアス(レイズ)、シーガー(レンジャーズ)

ナ・リーグ…アクーニャ(ブレーブス)、ベッツ(ドジャース)、オルソン(ブレーブス)

<アウトスタンディング・ルーキー(新人王)>

ナ・リーグ

千賀(メッツ)12勝7敗、防御率2・98、202奪三振

キャロル(ダイヤモンドバックス)打率・285、25本塁打、76打点、54盗塁、OPS・868

スティアー(レッズ)打率・271、23本塁打、86打点、15盗塁、OPS・820

ア・リーグ…カサス(レッドソックス)、ヘンダーソン(オリオールズ)、ヤング(レンジャーズ)

<アウトスタンディング・ピッチャー(最優秀投手)>

ア・リーグ…ブラディッシュ(オリオールズ)、コール(ヤンキース)、グレイ(ツインズ)

ナ・リーグ…ギャレン(ダイヤモンドバックス)、スネル(パドレス)、スティール(カブス)

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