アストロズ、珍アウトでピンチ脱出 尻ポケットから飛び出した手袋にタッチでアウト ビデオ裁定で判定覆る
「ア・リーグ・優勝決定シリーズ第4戦、レンジャーズ-アストロズ」(19日、アーリントン)
レンジャーズがシリーズ2勝1敗のリードで臨んだ第4戦。珍アウトが起こった。五回無死一、二塁のアストロズの守備だ。
シーガーが放った痛烈なライナーは一塁アブレイユの正面。飛び出した一走セミエンが頭から滑り込んで帰塁するところをアブレイユがグラブでタッチを試みるも、ベイカー一塁塁審はセーフをコールした。
すかさず、アストロズのベンチはビデオ裁定を要求。場内の大スクリーンに映し出された再生映像には、アブレイユのグラブの先がセミエンの右ポケットから飛び出した打撃用手袋に触れるシーン。判定が覆ると、レンジャーズの本拠地には納得いかない地元ファンから、大きなブーイングが起こった。
4点リードの展開とはいえ、アストロズにとっては反撃の芽を摘む大きなダブルプレーとなった。