アストロズ、逆転3連勝で3年連続ワールドS進出王手 アルテューベ九回に劇弾 死球めぐり3人退場
「ア・リーグ・優勝決定シリーズ第5戦、レンジャーズ4-5アストロズ」(19日、アーリントン)
アストロズ(第2シード)が2点を追う九回にアルテューベの逆転3ランで3連勝。レンジャーズ(第5シード)との激闘を制してシリーズを3勝2敗とし、3年連続ワールドシリーズ進出にあと1勝とした。
第1戦と同じレンジャーズのモンゴメリーとアストロズのバーランダーの投げ合い。一転、二転した試合を決めたのはアルテューベだ。回またぎの守護神レクラークの145キロチェンジアップを捉えて左翼席前列へ起死回生の3ラン。歴代2位のプレーオフ通算26本目の本塁打。敵地の悲鳴と歓声が渦巻く中、ダイヤモンドを回った。
試合は、アストロズが初回にブレグマンのソロ弾で先制。五回にレンジャーズのローの一発で同点に追いつかれるもすかさずアブレイユの中前適時打で勝ち越しに成功。5回68球のバーランダーに六回のマウンドを託したが、六回1死一、三塁のピンチで元巨人の4番、ガルシアに初球、内角153キロ直球を完璧に捉えられて逆転3ランを許した。
1点を追う八回には4番手のアブレイユが投じた159キロ直球がガルシアの左腕を直撃。激高した打者が叫びながら捕手のマルドナドに詰め寄ると、両軍ベンチだけでなく、ブルペンからも選手や首脳陣がなだれ込み、一触即発状態に。審判団は協議の結果、ガルシアとアブレイユの退場を宣告すると、アストロズのベイカー監督がベンチから飛び出して猛抗議。暴言を発したのか、その場で退場を命じられた。