カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（２６）が２１日、「ＭＬＢ　Ｃａｆｅ　ＦＵＫＵＯＫＡ」でトークショーを行い、ＷＢＣの思い出などを振り返った。

　「ＷＢＣの話になると自然と笑顔になる。人生の中で最高の出来事だった」

　その言葉を象徴するように、左腕にはＷＢＣの時に大谷からプレゼントされたという腕時計をつけていた。

　「ＷＢＣが終わって彼から『来てくれ。渡したいものがある』と言われ、彼の部屋を訪ねると『自分がつけていたものだから』と言ってこの時計を渡されたんです。『次のＷＢＣで日本以外の国の代表でプレーしたらダメだからね』と言われたので、『自分はその気はないよ』と答えました」

　司会者から次大会も日本代表で、と振られると「もちろん。そこに向けて自分を磨いていかないと。選んでもらえるようなプレーを続けたい」と意気込むと、会場からはこの日一番大きな拍手と歓声が沸き起こっていた。