レンジャーズ、逆転で3勝3敗逆王手 大谷キラーが大仕事 ガルシアはダメ押し満塁弾

 アストロズ戦の4回、2ランを放つレンジャーズのハイム
 アストロズ戦の9回、満塁本塁打を放つレンジャーズのガルシア
 アストロズに勝利し、タッチを交わすガルシア(右から2人目)らレンジャーズの選手たち
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 「ア・リーグ・優勝決定シリーズ第6戦、アストロズ2-9レンジャーズ」(22日、ヒューストン)

 崖っぷちのレンジャーズ(第5シード)が効果的な3本塁打で連敗を3で止めて対戦成績を3勝3敗とし、逆王手をかけた。3年連続リーグ優勝を狙うアストロズ(第2シード)とのシリーズ最終第7戦に臨む。

 1点を争うしびれる展開。チームに流れをもたらしたのはレンジャーズの6番ハイムだった。1-1の四回2死一塁。アストロズの先発左腕バルデスの外角チェンジアップを逆方向の右翼席は勝ち越し2ランをたたき込んだ。エンゼルスの大谷との通算対戦打率・412(17打数7安打)を誇る捕手が会心の一打で背水のチームを救った。2点リードの九回には押し出し死球で5点目を手にし、ガルシアがダメ押し満塁弾で試合を決めた。

 球団11年ぶりのワールドシリーズ進出を目指すボウチー監督が執念の継投を見せたのは2点リードの八回1死一、二塁の場面。2日前の第5戦で九回にアルテューベに逆転3ランを浴びている抑えのレクラークを投入すると、四球で1死満塁の窮地に立ったが、後続をピシャリ。指揮官の信頼にこたえる熱投だった。

 3年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけて本拠地に戻ってきたアストロズは初回に主砲アルバレスの適時打で先制。2点を追う六回には先頭アルバレスの中前打を足掛かりにデュボンの犠飛で1点差に迫る。しかし、八回1死満塁の絶好機にデュボンが遊直、代打シングルトンが空振り三振を喫し、勝機を逸した。

 1点を追う八回からは4番手でアブレイユが登板。第5戦でガルシアへの死球が故意とみなされ、2試合の出場停止処分を受けたが、異議申し立て行ったため、処分は先延ばしに。無死二塁の場面ではガルシアとの因縁の対決が実現し、空振り三振に仕留めて地元ファンを熱狂させたが、続くガーバーに適時二塁打を許してリードが広がった。

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