ダイヤモンドバックス 悪夢払しょくする圧勝 シリーズ1勝1敗 先発ケリーは7回3安打1失点の快投
「ワールドシリーズ・第2戦、レンジャーズ1-9ダイヤモンドバックス」(28日、アーリントン)
ナ・リーグ最下位シードから勝ち上がったダイヤモンドバックス(第6シード)がア・リーグの覇者、レンジャーズ(第5シード)に快勝し、シリーズを1勝1敗のタイとした。
前夜の延長サヨナラ負けの悪夢を払しょくする快投だった。ダイヤモンドバックスの先発右腕ケリーが四回2死まで無安打無失点。前日の試合でサヨナラ弾を放ち、5試合連続本塁打を記録した4番ガルシアを無安打に封じるなど、7回3安打1失点、無四球、9奪三振と抜群の安定感を見せた。
ケリーの好投にこたえるかように打線も援護。四回に3番モレノのソロ弾と6番グリエルの適時打で2点を先制すると、1点差に詰め寄られた七回には先頭トーマスの二塁打を足掛かりに8番ロンゴリアと2番キャロルの適時打で2点を追加。4-1の八回2死満塁の絶好機にはマルテとキャロルの連続適時打で3点を加え、九回には途中出場のリベラの2点適時打でダメ押しした。
シリーズは休養日を挟み、舞台をダイヤモンドバックスの本拠チェースフィールドに移す。30日(日本時間31日)の第3戦の先発は、ダイヤモンドバックスが25歳の新人ファート、レンジャーズはサイ・ヤング賞3回を誇る16年目、39歳のシャーザー。