レンジャーズ 主砲ガルシアとシャーザーが負傷交代 逃げ切り2勝目も不安残す Dバックスは好機生かせず
「ワールドシリーズ・第3戦、ダイヤモンドバックス1-3レンジャーズ」(30日、フェニックス)
レンジャーズ(ア・リーグ第5シード)が逃げ切ってダイヤモンドバックス(ナ・リーグ第6シード)を下し、シリーズを2勝1敗とした。
戦いの舞台をダイヤモンドバックスの本拠地に移して行われた第3戦。サイ・ヤング賞3回受賞のレンジャーズの39歳右腕シャーザーとダイヤモンドバックスの25歳新人ファートの投げ合いは三回に動いた。
2死二塁の場面で今ポストシーズン(PS)打率・194、OPS・491と絶不調の1番セミエンが中前打適時打で11試合ぶりの打点を挙げると、続くシーガーがPS5本目となる本塁打を右翼席へたたき込み、3点をリードした。
投げては先発シャーザーが三回、36球を投げた後、腰の張りで緊急降板するアクシデント。しかし、第2先発のグレイが3回1安打無失点の快投でつなぎ、スボーツ、チャプマン、デクラークの勝利の方程式で反撃を1点に抑えた。
ダイヤモンドバックスは3点を追う八回に8番リベラと9番ペルドモの連打で1点を返し、なおも無死一塁としたが、1番キャロルが見逃し三振、さらにPS19試合連続安打中のマルテが遊ゴロ併殺で逸機。二回無死二塁の好機にファムの右前打で二塁走者ウォーカーが本塁憤死。七回1死二塁の場面でも後続が連続三振を喫するなど、数少ない得点機を逃した。
敵地で勝利し、シリーズをリードしたレンジャーズだが、この日はシャーザーのほか、PSのOPS1・108と絶好調の主砲のガルシアが、八回の打席でスイングした直後に顔をしかめて左脇腹を抑えるしぐさを見せて途中交代しており、明日以降の試合に不安を残した。レンジャーズは今プレーオフ敵地負けなしの9連勝。