藤浪晋太郎がFA 公式サイト公示 最速165キロ計測 契約条件は「先発」か 前田も8年契約満了でFAに

 米大リーグのワールドシリーズ終了から一夜明けた2日、MLB公式サイトはフリーエージェント(FA)の選手を公示。日本勢ではエンゼルスの大谷翔平(29)とともにオリオールズの藤浪晋太郎(29)、ツインズの前田健太(35)両投手も名を連ねた。

 藤浪は昨オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスと1年325万ドル(約4億9000万円)、契約満了後にFAになる条件で合意。7月にトレードで移籍したオリオールズと合わせて64試合に登板し、7勝8敗2セーブ、防御率7・18の成績を残した。

 アスレチックスでは開幕ローテーション入りを果たしたが、4登板4敗、防御率14・00と結果を残せず、4月末にリリーフへ配置転換。中継ぎでは不規則な起用ながら30登板で5勝4敗1セーブ、3ホールド、防御率6・03と“好転”。オリオールズから100マイル(約161キロ)を超える直球と高速スプリットを高く評価されてトレードされた。

 新天地でもリリーフの役割を託され、30登板で2勝0敗、2セーブ、2ホールド、防御率4・85をマーク。8月のメッツ戦では日本投手最速の102・6マイル(約165・1キロ)を計測した。

 オリオールズは9年ぶり地区優勝を飾り、プレーオフに出場したが、藤浪は登録メンバーから外れ、大舞台に立つことはできなかった。しかし、メジャー1年目で大きな故障もなく、64試合を投げたことは自信になったに違いない。

 同投手は9月に本紙の取材に応じた際に先発復帰について「もちろんやりたい」、「今季は中継ぎに徹することになる。それ(来季)以降はできれば先発をやりたいなとは思います」と返答。来季のチーム選びは「先発起用」が条件の1つになりそうだ。

 ツインズからFAになった前田は15年オフにドジャースと合意した8年2500万ドル(約37億5000万円)の契約が満了した。8年目の今季は前年に受けた右肘手術から復帰し、21登板で104回1/3を投げて6勝8敗、防御率4・23の成績を残した。後半は安定した投球でチームの3年ぶり地区優勝に貢献した。

 メジャー通算成績は190登板、65勝49敗6セーブ、防御率3・92。

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