大谷翔平、選手会MVP逃すもライバルのアクーニャを絶賛「全部できる選手」 自身は2年ぶり「優秀野手賞」
米大リーグ選手会は2日(日本時間3日)、選手間投票で決定する「プレーヤーズ・チョイス・アワード」各賞を発表し、エンゼルスの大谷翔平がア・リーグの優秀野手に贈られる「アウトスタンディング・プレーヤー」を2年ぶり2度目の受賞。両リーグのMVPにあたる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」は3年連続で最終候補に入っていたが、ブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手が選出された。
大谷がライバルを称えた。この日、大リーグ選手会が公式Xに各部門受賞者のインタビュー動画を投稿。史上初の40本塁打&70盗塁をマークしたアクーニャについて問われた二刀流は「打っても打率を残せるし、ホームランも打てる。守備でも素晴らしいですし、走塁ももちろんすばらしい。全部ができる選手」と絶賛した。
自身の受賞には「やっぱり特別ですね。それは、プレーヤーとして一緒にプレーしている選手、自分のチームもそうですし、普段からライバルとして他のチームでプレーしている方を見てますけど、選手たちに選ばれるというのは自分にとって大きいことですし、すごい光栄なことです」と意味の大きさを語った大谷。「投票してくれた選手のみなさん、ありがとうございます。皆さんの投票を励みにこれからも頑張りたいなと思います」と感謝の言葉を口にした。
今季の大谷は投打同時出場23試合を含む135試合に出場。打者としてはア・リーグ最多の44本塁打を放ち、初の打撃タイトルを獲得し、両リーグ最高のOPS1・066をマーク。投手としては2年連続2桁勝利となる10勝を挙げ、前人未踏の2年連続2桁勝利&2桁本塁打の偉業を達成した。
「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたアクーニャは同外野手は史上初の40本塁打&70盗塁を記録したほか、リーグ2位の打率(・337)、両リーグ1位の出塁率(・416)、大谷に次ぐOPS(1・012)などをマーク。最終候補に入った大谷とベッツ(ドジャース)を上回る票を獲得した。
ここまでアクーニャは米専門誌の「ベースボール・ダイジェスト」と「スポーティング・ニューズ」が選出する「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)」でも大谷に競り勝っている。