米大リーグ、ドジャースからＦＡになったレジェンド左腕、クレイトン・カーショー投手（３５）が３日（日本時間４日）、自身のインスタグラムを更新し、この日朝に左肩手術を受け、来年の夏に復帰したい考えを明かした。ドジャースはエンゼルスの大谷翔平選手の移籍先最有力球団と予想されている。

　カーショーはドジャース一筋１６年で通算２１０勝、防御率２・４８を残し、ＭＶＰ１回、サイ・ヤング賞３回、最多勝３回、最優秀防御率５回など、数々のタイトルを獲得。今季は前半戦だけで１０勝を記録し、１０回目の球宴メンバーに選出された。７月から８月にかけて左肩痛で離脱しながらチーム最多となる１３勝（５敗）、防御率２・４６をマークした。

　レジェンド左腕はＩＧで施術箇所は左肩の関節上腕じん帯と関節包だったことを明かし、ドジャース球団医で大谷の右肘手術にも尽力している執刀医のエルトラッシュ医師に感謝。「来年の夏に復帰したいと思っています」とつづった。

　今季のドジャースは直近１１年で１０度目の地区優勝、１１年連続プレーオフ進出を果たしたが、地区シリーズでダイヤモンドバックスに３連敗を喫して敗退。

　先発投手陣はカーショーと２１年２０勝の左腕ウリアスと今季途中に補強したリンがＦＡとなっただけでなく、核となるメイとゴンソリンが右腕や右肘の手術で来季絶望。２２年に右肘手術を受けたビューラーも来季は不透明な状況で補強が急務の状況にある。指名打者のマルティネスもＦＡになっており、来季は打者に専念する二刀流の大谷や、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍の可能性がある山本の獲得に動くことが予想されている。