大谷翔平移籍先本命ドジャース、DHマルティネスにQO提示せず 米記者「オオタニのために空ける必要ある」
エンゼルスからFAになった大谷翔平選手の移籍先として本命視されているドジャースがFAになった指名打者のJD・マルティネス選手にクオリファイングオファー(QO)を提示しなかった、と6日(日本時間7日)、ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者が自身のXで伝えた。
QOはFAで選手を失う球団に対する補償制度で、元所属球団は規定された単年2035万5000ドル(約30億5000万円)の条件を提示。選手側は米東部時間14日午後4時(同15日午前6時)が諾否の回答をしなければならない。
36歳のマルティネスはメジャー13年目の今季、主にDHで113試合に出場し、打率・271、いずれも4年ぶりの大台となる33本塁打&103打点、OPS・893をマーク。移籍1年目ながら結果を残し、チームの地区優勝に貢献した。
ハリス記者は情報筋の話としてドジャースがマルティネスだけでなく、3日に左肩手術を公表した左腕のカーショーにもQOを提示しなかった文面を投稿。マルティネスに関しては「彼らのオオタニへの関心を考えれば、当面はDHの場所を空けて置く必要がある」とつづり、大谷獲得への本気度の大きさを示した。