大谷翔平、全30球団との交渉解禁 エンゼルスとの独占交渉期間終了 エ軍は単年30億円のQOを提示

 エンゼルスからフリーエージェント(FA)になった大谷翔平選手が球団との独占交渉期間が米国東部時間6日午後5時(日本時間7日午前7時)に終了。同時刻を迎えた時点でエンゼルスから再契約の発表はなく、エンゼルスを含むメジャー全30球団との交渉が解禁となる。また、大リーグ公式サイトのボリンジャー記者はエンゼルスがFAで選手を失う球団に対する補償制度「クオリファイングオファー」を使って単年2032万5000ドル(約30億5000万円)を提示したと伝えた。

 大谷はワールドシリーズ終了翌日の2日にFAになっていたが、前所属球団に5日間の独占交渉権が与えられていたため、正式にこの日から今オフ最大の注目FA選手の争奪戦がスタートする。

 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」はFA選手の特集記事の格付けランキングで大谷を1位に置き、「エンゼルスは大谷をロースターに入れることで企業スポンサー、球場広告、グッズなどで大儲けした」と大谷がもたらす経済効果の大きさを説明。「彼は(1年平均年俸)5000万ドル(約75億円)の壁を突破するはずであり、年齢を考えればトップFA選手の標準となっている10年より少ない契約では落ち着かないはずだ」とし、メジャー史上最高の総額5億ドル(約750億円)の契約が確実との見方を示した。

 この日、球団からQOが提示されたが、今季の年俸が3000万ドル(約45億円)だった大谷は拒否することが確実視されている。

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