大谷MVP最終候補に ライバルはレ軍のシーガーとセミエン 新人王最終候補には千賀
全米野球記者協会(BBWAA)が6日、記者投票による各賞の最終候補を発表し、エンゼルスの大谷翔平選手がア・リーグMVPの最終候補3人に入った。残りの2人はともにレンジャーズ内野手のシーガーとセミエン。
21年は満票受賞、昨季はヤンキースのジャッジに次ぐ2位。日本選手初の本塁打王に輝いた大谷は、2年ぶり2度目の受賞が有力視されており、2度目となれば日本選手初の偉業。2度目の満票選出となれば史上初の快挙となる。
今季の大谷はリーグトップの44本塁打を放ち、投手としても10勝5敗の成績を残し、史上初めて2年連続で「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。
シーガーらはレ軍のワールドシリーズ初制覇に貢献した印象が強く残るが、MVPの評価対象となるのはレギュラーシーズンの成績のみ。シーガーは打率・327で惜しくも首位打者を逃し、33本塁打、96打点だった。セミエンは全162試合に出場したものの、打率・276、29本塁打、100打点とタイトルに遠く、大谷を上回るインパクトはない。
受賞者は16日午後6時(日本時間17日午前8時)以降に発表される。
また、新人王の最終候補にはナ・リーグでメッツの千賀が選ばれたが、ア・リーグでレッドソックスの吉田は入らなかった。