鈴木誠也と大谷翔平の夢タッグなるか カブスが6年越しの“ラブアタック”「大谷獲得にもう一度挑む」
「米大リーグ・GM会議」(8日、スコッツデール)
鈴木誠也外野手が所属するカブスのジェド・ホイヤー編成本部長が取材に応じ、エンゼルスからFAになった大谷翔平選手の獲得に挑む意向を示した。
カブスは大谷が17年オフに日本ハムからポスティングシステムを使って米球界に移籍した際の争奪戦に参戦。7球団が残った最終面談で当時GMだったホイヤー氏は同選手の前でプレゼンを行っている。
「振り返ると、とても充実したミーティングだった」と話すが、大谷が最終的に選んだのはエンゼルス。「(カブスが所属する)ナ・リーグはDHがなく、彼は投打両方をやりたいという明確な希望があった。チームはそれを提供することができなかった」と回想し、「当時は彼がけがしていないかという疑問もあった。ア・リーグのチームを選んだことに驚きはない。時計の針を戻して大谷獲得にもう一度挑みたい」と宣言した。
チームは今季、打率・307、26本塁打、97打点、20盗塁をマークした主力外野手のベリンジャーがFAになり、打撃力低下は必至の状況だ。同本部長は「最優先するのはオフェンス力であり、空いているDHに打撃力を加えることができる」と、今季11勝のストローマンFAで枠が空いた先発陣と並ぶ補強ポイントであることを説明した。
カブスには大谷と同じ94年生まれの鈴木がいる。“6年越しの恋”を実らせ、日本が誇るスラッガーの夢のタッグは実現するか。