大谷翔平、エンゼルス提示のQO単年30・5億円を拒否 選手会正式発表 拒否した全7選手は大型契約必至

 米大リーグ選手会は14日(日本時間15日)、エンゼルスからフリーエージェント(FA)になった大谷翔平選手ら7選手が元所属球団から提示された「クオリファイングオファー(QO)」の規定条件、単年2032万5000ドル(約30億5000万円)を拒否したと発表した。

 今季年俸3000万ドル(約45億円)だった大谷は投打の活躍で16日に発表される記者投票によるMVPが確実視されている。今オフ最大の目玉FA選手として注目されており、来季以降の年俸総額は5億ドル(約750億円)以上になる予想されている。

 大谷以外の6選手は、野手がベリンジャー(カブス)とチャプマン(ブルージェイズ)の2選手、先発投手がスネル(パドレス)、ノラ(フィリーズ)、グレイ(ツインズ)の3投手、抑えのヘイダー(パドレス)。いずれも好成績を残しており、チャプマンがブルージェイズから総額1億ドル(約150億円)以上の条件提示を拒否したと報じられるなど、争奪戦による超大型契約になるとみられている。

 QOは12年から始まったFAで選手を失う可能性のある球団に対する補償制度。金額はその年の年俸上位125選手の平均額で、ワールドシリーズ終了後5日以内に提示され、選手側は1週間以内に受諾か否かを決定する。今オフの回答期限は米国東部時間14日午後4時(同15日午前6時)だった。

◇QOを拒否した7選手の今季年俸と成績

大谷翔平…3000万ドル(約45億円)

打者 打率・304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS・1066

投手 23登板、10勝5敗、防御率3・14、167奪三振

コディ・ベリンジャー…1250万ドル(約18億7500万円)

打率・307、26本塁打、97打点、OPS・881

マット・チャプマン…1250万ドル(約18億7500万円)

打率・240、17本塁打、54打点、OPS・755

ブレイク・スネル…1600万ドル(約24億円)

32登板、14勝9敗、防御率2・25、234奪振

アーロン・ノラ…1600万ドル(約24億円)

32登板、12勝9敗、防御率4・46、202奪三振

ソニー・グレイ…1270万ドル(約19億円)

32登板、8勝8敗、防御率2・79、183奪三振

ジョシュ・ヘイダー…1410万ドル(約21億1000万円)

61登板、2勝3敗33セーブ、防御率1・28、85奪三振

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