大谷QO拒否 FAの7選手全員拒否 移籍先巡って米メディアの報道過熱

 米大リーグは14日、フリーエージェント(FA)選手と今季の所属球団が規定額で1年契約を結べる「クオリファイング・オファー(QO)」の回答期限を迎え、エンゼルスからFAになった大谷翔平投手(29)を含め、提示された7選手は全て拒否した。選手会が発表した。

 QOはFA選手に旧所属球団が1年契約を提示する制度。QOを拒否して別の球団と契約すれば、旧所属球団にドラフト指名権が補償として与えられる。その年の年俸上位125選手の平均が規定額で、今季は2032万5000ドル(約30億5000万円)。大谷の今季年俸は3000万ドルで、拒否は確実視されていた。

 大谷の移籍先を巡っては、米メディアの報道も過熱。スポーツ専門局ESPNはジェフ・パッサン記者が14日に「大谷はドジャースの選手育成力や勝ち方に敬意を持っており、レンジャーズやレッドソックスにも好感を持っている」と伝えた。一方で別の記者が関係者の声として「大谷が高年俸の短期契約に前向きかもしれない」との見通しを示した。

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