大谷MVPに地元・岩手も喜び 「世界で活躍するなんて」「いつか対戦できるように」

 米大リーグの今季の最優秀選手(MVP)が16日に発表され、ア・リーグは投打「二刀流」で好成績を残した大谷翔平投手(29)が2年ぶり2度目、ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手(25)が初受賞した。

 大谷のMVP受賞に地元・岩手の知人らは喜びと感慨に浸った。小学生時代に通った奥州市の理髪店「ヘアーサロンこう」の店主佐々木興子さん(87)は「髪を切っていた子が、世界で活躍するなんてびっくり」と笑う。

 父の散髪が終わるのを静かに座って待つ姿が印象に残る。希望のヘアースタイルを尋ねると「お父さんのようにする」。佐々木さんは「父親のことが好きで尊敬していたようだった」と懐かしむ。

 大谷の母校、奥州市立姉体小学校の児童も心を弾ませ、夢を膨らませた。地元のスポーツ少年団で投手の6年菊地将英君(11)は「いつか、対戦できるように練習を頑張る」と宣言した。

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