山本由伸に問い合わせ殺到 代理人驚く「最も多くの球団が興味を示した選手」 年内決着示唆
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手の代理人を務める「ワッサーマン」のジョエル・ウルフ氏が21日(日本時間22日)、オンライン取材に応じ、この日朝から始まったメジャー全30球団との交渉について語った。
同氏は「交渉が本格化するのはもっと先」と前置きしながら「朝から本当にたくさんの球団から電話やメールがあった。この仕事に携わって25年ほどになるが、FAの最初の段階では、私が見てきた中で最も多くの球団が興味を持った選手だ」と、その人気の高さに驚きの声。球団数に関しては「10以上15以下」と明かした。
山本は現在、米国に滞在しており、同じ代理人を持ち、WBCで世界一の歓喜を分かち合ったヌートバー(カージナルス)とゴルフを楽しんだりするなど、リラックスしているという。ウルフ氏は交渉が始まった様子について「彼はとても興奮していると言っていたが、性格的にそれを見せないタイプ」と話した。同投手はまもなく帰国を予定しており、今後は代理人事務所からオンラインや電話で経過を報告。12月上旬に開催されるウインターミーティングの後に山本が再渡米し、球団選びの進め方について話し合うという。
選手によっては球団の本拠地にこだわりを持つが、同氏は「彼はどこででもプレーする」と言い切り、「他の日本選手と一緒にプレーすることもいとわないと言っていた」と明かした。
交渉期間は来年1月4日(同1月5日)まで45日間。同氏は「期限よりも早い段階で結論を出したい。彼もできるだけ早く決めたいと思う」と話し、年内決着を示唆した。