前田健太、タイガースを選んだ理由「最初にオファーをくれたチーム」球団の誠意に心動く 2年35・5億円の好条件

 米大リーグ、タイガースと2年2400万ドル(約35億5000万円)で合意した前田健太投手が28日(日本時間29日)、自身のインスタグラムを更新し、英語と日本語で心境をつづった。

 ツインズからFAになって1カ月足らず。来月上旬に開催されるウインターミーティングの前に移籍先が決まった前田は「人生初のFAで不安もたくさんありましたが、思っていたよりも早く決まり安心しました」と率直な感想。好条件を提示されたタイガースには「1番最初にオファーをくれたチームがタイガースでした。その気持ちが嬉しく選ばせていただきました。チームの勝利に貢献できるように一生懸命投げたいと思います!」(原文まま)と、球団が見せた誠意に心を動かされたことを明かした。

 タイガースの発表によると、2年契約の内訳は24年の年俸が1400万ドル(約20億7000万円)で、25年が1000万ドル(約14億8000万円)。

 今季の前田は21年9月に受けた右肘手術から復帰し、21登板で104回1/3を投げて6勝8敗、防御率4・23。5月から6月にかけて右腕のけがで一時離脱したが、勝負どころの後半戦では安定した投球を見せ、ツインズの3年ぶり地区優勝に貢献した。

 メジャー通算成績は190登板、65勝49敗6セーブ、防御率3・92。日米通算162勝。今季終了後に15年オフにドジャースと結んだ8年2500万ドル(約37億円)の契約が満了し、FAになっていた。

 タイガースは14年を最後に9年連続でポストシーズンから遠ざかっている。先発陣はシーズン途中に最年長31歳のロレンゼンをフィリーズへ放出し、シーズン終了後に30歳の左腕ロドリゲスが残り3年4900万ドル(約72億5000万円)の契約を破棄し、32歳のボイドとともにFAになり、残された先発投手は全員が27歳以下と若いため、来年4月で36歳を迎える前田のような実績あるベテランを必要としていた。

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