大谷翔平、3年連続で最優秀指名打者「エドガー・マルティネス賞」受賞 今季8冠

 米大リーグ機構(MLB)は11月30日(日本時間12月1日)、最も優れた指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を発表し、大谷翔平選手(エンゼルス)が3年連続で受賞した。3年連続はデービッド・オルティスの5年連続(03~07年)以来、史上2人目。

 メジャー6年目の大谷は135試合に出場し、打率・304、リーグ最多の44本塁打、95打点、20盗塁をマーク。日本選手で初めて本塁打のタイトルを獲得しただけでなく、OPSでもメジャー最高の1・066を記録した。シーズン終了後にFAになり、来季の所属球団が大きな注目を集めている。

 大谷翔平が今季獲得した主なタイトルは記者投票によるア・リーグMVPをはじめ、ア・リーグ本塁打王、エンゼルス選手間投票による球団最優秀選手、専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、選手会の投票で決めるア・リーグ優秀野手、NPBのベスト・ナインにあたるシルバースラッガー賞(ア・リーグ指名打者部門)のほか、日本代表を世界一に導いたWBCのMVP、正力松太郎賞を合わせて8つ目となる。

 同賞は指名打者制を採用しているア・リーグ球団の選手を対象に1973年に設立。マリナーズの主砲として活躍し、19年に殿堂入りしたエドガー・マルティネスの功績を称えて、04年に改称された。最多受賞はオルティスの8回で、マルティネスの5回が続く。

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