大谷翔平争奪戦 相次ぐ撤退報道 米史上最大契約必至 一時本命メッツ、世界一レンジャーズ、Rソックスが方針転換か

 エンゼルスからFAになり、来季の所属チームが注目されている大谷翔平選手の獲得競争からの撤退報道が相次いでいる。

 大リーグ情報サイト、トレード・ルーマーズは1日(日本時間2日)、米スポーツ専門局、ESPNの報道を受けて大谷の獲得に動いていたとみられる今季世界一のレンジャーズ、一時は移籍先最有力とされていたメッツ、吉田正尚外野手が所属するレッドソックスの3球団が「現段階で関心は他の選手に向けられている」と記述し、争奪戦からの撤回を伝えた。

 今季も投打の活躍で2年ぶり2度目のMVPを獲得するなど、メジャー史上最高の選手とも評価されている大谷の契約に関しては米プロスポーツ史上最高の総額5億ドル(約735億円)や6億ドル(約882億円)とも予想され、とどまるところを知らない。そんななか11月中旬には大リーグ公式サイトが移籍先候補に挙がっていたマリナーズの撤退を示唆。前日には米スポーツ誌などに寄稿している記者が自身のXでレンジャーズと、レッドソックスを含むア・リーグ東地区の少なくとも1球団が獲得競争から外れたと記述。各球団の補強が活発になるウインターミーティング(4~7日)を前にして各球団が補強戦略を固めつつある。

 大谷が来季プレーする球団として挙がっているのは、大本命のドジャース、古巣エンゼルス、鈴木誠也外野手所属のカブス、菊池雄星投手所属のブルージェイズ、西海岸サンフランシスコを拠点とするジャイアンツなど。決断の時は刻一刻と迫っている。

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