マリナーズとブレーブス、大型トレード発表 マ軍は65勝ゴンザレスら3選手放出 大物獲得への布石か
マリナーズとブレーブスが3日(日本時間4日)、5選手が絡む大型トレードが成立したことを発表した。マリナーズはジャレド・ケレニック外野手とマルコ・ゴンザレス投手、エバン・ホワイト内野手の3選手を放出し、ブレーブスから中継ぎ右腕のジャクソン・コーワー投手とマイナーのコール・フィリップス投手を獲得した。
マリナーズが出した3選手のうち2選手は主力級。ケレニックは18年ドラフト1巡目全体6位で指名した元有望株で今季は105試合に出場し、打率・253、11本塁打、49打点、13盗塁、OPS・746をマーク。ゴンザレスは来季がメジャー10年目のベテラン左腕で、4度の2桁勝利を含む65勝を挙げているが、今季は左前腕部のけがで10登板4勝1敗、防御率5・22だった。
ホワイトはコロナ禍で短縮シーズンとなった20年に56試合に出場し、一塁手部門でゴールドグラブ賞を獲得。しかし、打撃に苦しみ、21年以降はメジャーに定着できず、メメジャー通算成績は84試合、打率・165、10本塁打、35打点、OPS・543。
マリナーズは中軸打者だった右翼ヘルナンデスがFAになっただけでなく、11月にはダイヤモンドバックスへ強打の三塁手スアレスを放出。大物選手獲得への布石なのか、今後の補強に注目が集まっている。