ブルージェイズと大谷面談!?「野球界は翔平待ち」ウインターミーティング初日大きな動きなし

 米大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティングが4日、テネシー州ナッシュビルで開幕。エンゼルスからFAになった大谷翔平投手(29)は、契約先候補の一つであるブルージェイズの関係者と、フロリダで面談していたことが米スポーツサイト「ジ・アスレチック」で報じられた。会場では山本とともに日本選手2人の話題が尽きず、あらためて今オフの主役であることを印象付けた。

 オフの主役でもある二刀流が、新たな動きを見せたようだ。注目のウインターミーティング初日。急きょ、ブルージェイズのシュナイダー監督のメディア対応が翌日に延期されただけでなく、アトキンスGMの取材対応も、本来なら対面だったものがオンラインへと変更された。

 両者がそろって会場に不在という、慌ただしい動きが見えた中で、米スポーツサイト「ジ・アスレチック」が、「大谷がブルージェイズの関係者と4日にフロリダ州のキャンプ地で面談した」と伝えた。大谷にとっては、2日前にジャイアンツの本拠地サンフランシスコを訪れたとの報道に続く、メジャー球団との接触となる。

 契約先候補はこれら2チームと、本命視されているドジャース、古巣のエンゼルス、カブスの5球団に加え、ブレーブスの可能性も浮上。交渉が最終段階に入っていることを印象づけた。

 年俸総額が、一部では6億ドル(約882億円)になる可能性もあるとも予測されている争奪戦。この日のウインターミーティングでは大きな動きこそなかったが、大谷と再契約の可能性を残すエ軍・ワシントン新監督が対応。ただ、大谷については「話したくない。情報を漏らしたくない」とけむに巻けば、同ミナシアンGMは「特定の選手の話はしない」とこれまでと同じ言葉を繰り返した。

 大谷だけでなく、山本の移籍先候補にも挙がっているジ軍のザイディ編成本部長は「大物が決まらないため、市場が停滞している。二つの大型契約が早期決着することを願う」と、名前こそ出さなかったが、2人の一日も早い決断を望んだ。

 AP通信は「野球界は翔平待ち」との見出しの記事でメッツのスターンズ編成本部長の「普段より動きがやや鈍い。トップ選手が固まれば、残りのドミノは倒れるはず」との談話も紹介。大谷と山本を今オフの市場のカギを握る主役と位置付けた。

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