藤浪晋太郎が複数球団から救援投手でメジャー契約条件提示 日本球界復帰なし 代理人が交渉状況明かす
「米大リーグ・ウインターミーティング」(6日、ナッシュビル)
オリオールズからFAになった藤浪晋太郎投手の代理人を務めるスコット・ボラス氏が取材に応じ、複数球団と救援投手としてメジャー契約の交渉をしていることを明かした。
ボラス氏は藤浪の交渉状況について「すでに2、3球団からフジに条件提示があった」と話し、契約内容については「私はメジャー契約の話しかしない。メジャー球団からのフジへの需要は高い」と説明。日本球界復帰の可能性を否定した。
藤浪は昨オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスと1年325万ドル(約4億8000万円)で合意。開幕4試合で先発したが、4連敗、防御率14・00と結果を出せず、4月下旬に中継ぎへ配置転換。7月に救援投手として高く評価したオリオールズが獲得に動き、トレードされた。救援投手としての成績は60登板、7勝4敗2セーブ、5ホールド、防御率5・48。シーズン全体では64試合、79イニングを投げ、83三振を奪う一方で52四死球を記録した。
ワールドシリーズ終了後の11月2日にFAになり、オリオールズとの独占交渉期間をへてメジャー全30球団との交渉が解禁となった。