大谷 今週末までに決断か 米紙USAトゥデー記者「ドジャースとブルージェイズが最終候補」

 米大リーグの球団関係者や代理人らが一堂に会するウインターミーティングは6日(日本時間7日)、3日目を終え、エンゼルスからFAになり、来季の所属球団が注目されている大谷翔平投手(29)に大きな動きは見られなかった。野手のFA市場に停滞ムードが漂う中、一部の米メディアは今週末までに同投手が球団を決定する可能性を伝えた。

 新たな情報がウインターミーティングの会場を駆け巡った。大本命のドジャースとの面談が明らかになるなど、大谷が来季の球団選びを進める中、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が自身のXを更新。「オオタニが週末までに移籍先を決めることになりそうだ」とつづり、争奪戦の終焉が近いことをにおわせた。

 米プロスポーツ史上初の総額5億ドル(約735億円)超えが予想される交渉。契約先候補はドジャース、古巣のエンゼルス、ブルージェイズ、ジャイアンツの4球団に絞られた感が強い。

 なかでもドジャースはロバーツ監督が前日の会見で大谷と面談したことをメジャー球団で初めて公表。優位の印象をさらに強くしたが、モロシ氏と同じMLBネットワークのアムシンガー記者は番組内で移籍先確率を「ブルージェイズ60%、ドジャース30%」と分析。米紙USAトゥデーのナイチンゲール記者も自身のXで「ドジャースとブルージェイズが最終候補のようだ」とつぶやいた。

 新たな展開を裏付けるかのように、ブルージェイズの地元紙トロント・サンがこの日までに情報筋の話としてフロリダ州ダンイーデンの球団キャンプ施設で行われた球団幹部と大谷の面談を詳報。大谷が試合で訪れたトロントについて「ロサンゼルスなどの米国の大都市よりも落ち着いていて、静かな街を楽しんでいると表現した」と、好印象を抱いている様子を報じた。

 この日は複数のドジャース担当記者もXでチームと大谷の面談の新情報をつぶやいた。「ミーティングは金曜日(1日)の午後にドジャースタジアムで行われた。誰かに目撃されないように(一般客の)この日の球場ツアーは中止され、球場内のチームストアは閉められた」と記し、選手のプライベートを守るため、厳戒態勢が敷かれたことを伝えた。

 記録的契約が確実視されている争奪戦。尽きることのない大谷情報が注目度の高さを如実に物語っている。

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