大谷翔平「ブルージェイズと契約へ」→「まだ決めていない」→「トロントへ向かった」米情報錯綜
エンゼルスからFAになり、その去就が注目されている大谷翔平選手に関する情報が錯綜している。
米大リーグ専門局、MLBネットワークのモロシ記者は8日早朝(日本時間同日夜)自身のXで情報筋の話として「ショウヘイ・オオタニの決断は間近。早ければ今日にも」と投稿すると、その5時間後には全米野球記者協会に所属するJP・ホーンストラ記者がスポーツサイト「ドジャース・ネイション」で「ショウヘイ・オオタニはロサンゼルス・ドジャースよりもトロント・ブルージェイズと契約へ」との見出しで移籍先を決断したことを伝えた。
しかし、ブルージェイズ移籍決断報道からわずか1時間後に元レッズ、ナショナルGMの野球評論家のジム・ボウデン氏が「ショウヘイ・オオタニと交渉している球団の関係者によると、彼はまだ決断しておらず継続中。他のすべての情報は事実ではない」と完全否定。米スポーツ専門局ESPNのアルデン・ゴンザレス記者も「最終的にブルージェイズになる可能性がないとは言わないが、私の理解では現時点で決断はなされていない」と記述した。
ロサンゼルスの地元紙、オレンジカウンティ・レジスターでエンゼルスを担当するジェフ・フレッチャー記者もゴンザレス記者の投稿を引用しながら、「同じことを聞いている。決断はまだ。ただし、ブルージェイズではないという意味ではない」とつづった。
さらに一連の未決断報道から3時間後にはモロシ記者が情報筋の話として「ショウヘイ・オオタニがきょうトロントに向かう」と新たな動きがあったことを伝え、「現時点でオオタニはどの球団とも契約を結んでいない」との一文で締めた。
米プロスポーツ史上最大の総額5億ドル(約725億円)超えが確実視されている争奪戦。モロシ記者は「記録的な契約のため、身体検査は大がかりなものになることを覚えていてほしい。仮にオオタニが予想どおり24時間以内に『選択』したとしても検査結果の検討のため、『契約』がまとまるのは数日後になるかもしれない」とも説明した。