筒香嘉智内野手が米大リーグ、ジャイアンツとマイナー契約で合意したと８日（日本時間９日）、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者がＸで伝えた。渡米５年目のシーズンで２年ぶりのメジャー復帰を目指す。

　筒香は１９年オフにＤｅＮＡからポスティングシステムを使ってレイズと２年１２００万ドル（約１７億４０００万円）で合意。しかし、２シーズンで７７試合、打率・１８７、８本塁打と結果を残せず、２年目の途中に戦力外となり、その後はドジャースとパイレーツを渡り歩いた。

　渡米４年目の今季はレンジャーズとマイナー契約を結び、５１試合の出場で打率２４９、６本塁打、３３打点、ＯＰＳ・８１２でメジャー昇格はならず、６月に自ら契約解除を申し出て８月に独立リーグへ移籍した。

　新天地では１２試合で打率・３５９、７本塁打と打ちまくり、８月中旬にジャイアンツとマイナー契約で合意。２Ａと３Ａでプレーしたが、９月末の試合で死球を左手に受けて骨折する不運もあり、米球界移籍後初めてメジャーの舞台に立つことなく、シーズンを終えた。

　ＤｅＮＡ時代の１６年には本塁打と打点の２冠を獲得した大砲。今オフは日本球界への復帰も注目されていたが、同選手の代理人を務める「ワッサーマン」のウルフ氏は１１月の時点で「彼はＮＰＢには戻らず、来季もここでプレーするのは確か」と断言。シーズン途中には複数のＮＰＢ球団からオファーがあったことも明かしていた。