大谷翔平 生涯ドジャース宣言「選手最後の日まで邁進」史上最大1015億円契約 FA公示37日目の決断を謝罪

 大谷翔平
 ドジャースの本拠地ドジャースタジアム
2枚

 エンゼルスからFAとなった大谷翔平選手が9日(日本時間10日)、自身のインスタグラムでドジャース移籍を発表した。大谷の代理人事務所CAAによると、契約は10年7億ドル(約1015億円)で、マイク・トラウト外野手がエンゼルスと合意した12年4億2650万ドル(約618億5000万円)、さらには1年平均でもマックス・シャーザー(レンジャース)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)両投手の4333万ドル(約62億8000万円)を抜いてメジャー史上最大の契約内容。大リーグ公式サイトはサッカーのリオネル・メッシが17~21年までバルセロナと結んだ6億7400万ドル(約977億3000万円)を超えるプロスポーツ史上最大の契約と伝えた。

 英文でインスタグラムを更新した大谷は「ファンの皆さま、球界関係者の皆さん、決断に時間がかかってしまい申し訳ありません」と、11月2日のFA公示から37日目の決断に周囲へ気遣いを見せる大谷らしい言葉で書き出し、「私は次のチームをドジャースに決めました」と来季の移籍先を発表した。

 続けて18年から6年間所属したエンゼルス、さらには大谷争奪戦に加わった球団に向けて「まず最初にこの6年間、私を支えてくださったエンゼルスの関係者のみなさま、ファンのみなさま、そして、今回の交渉に参加してくださった各球団の関係者のみなさまに心から感謝申し上げます」と感謝。さらに「特に浮き沈みの激しい私を支えてくれたエンゼルスのファンのみなさまには、そのサポートと声援は私にとってかけがえのないものでした。エンゼルスで過ごした6年間は、私の心に永遠に刻まれることでしょう」と続けた。

 新天地のファンには決意表明だ。「すべてのドジャースファンに、私は常にチームのためにベストを尽くし、常に最高の自分であるために全力を尽くし続けることを誓います。現役生活最後の日まで、ドジャースのためだけでなく、野球界のために邁進し続けたいと思います」と、“生涯ドジャース”を宣言した。

 大谷は17年オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってエンゼルスへ移籍。メジャー唯一の二刀流選手としてメジャー6年間で打者として打率・274、171本塁打、437打点、86盗塁、OPS・を922マーク。投手としては86登板、38勝19敗、防御率3・01、608奪三振の記録を残した。段落 メジャー4年目の21年にMVPを初受賞すると、翌22年には同投票で2位に入り、今季は2年ぶり2度目の栄誉を手にした。史上初めて2度の満票受賞という快挙だった。今季はア・リーグ最多の44本塁打で日本人初のキングに輝いたほか、選手間投票による優秀野手賞や3年連続でエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)なども獲得した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス