ドジャース 大谷との契約発表、15日に入団会見 「ロサンゼルスの街でワールドチャンピオンのパレード」
米大リーグのドジャースは11日(日本時間12日)、大谷翔平投手(29)と10年契約を結んだと発表した。背番号はエンゼルス時代と同じ「17」となった。入団会見はドジャースタジアムで日本時間15日に行われると米メディアは報じている。
大谷は球団を通じ「ドジャースファンの皆さまへ、あなたのチームに迎え入れていただいたことに感謝しています。皆さまとドジャース球団とともに、ロサンゼルスの街でワールドチャンピオンのパレードを行うという同じ目標を共有していると100%断言します」と英文でコメントした。
契約総額は7億ドル(約1015億円)。大谷は契約期間中、1年平均で200万ドル(約2億9000万円)しか受け取らず、残りの6億8000万ドル(約986億円)は2034~43年に後払いになると同日、AP通信が伝えた。
スポーツ・イラストレーテッド誌は交渉中に大谷が「自分の給料全額を後払いにしたら、チームの補強に役立つか」と言い出したとする代理人のネズ・バレロ氏の談話を紹介。年俸総額が基準額を超えた球団に課されるぜいたく税を避ける狙いだという。
また、球団公式X(旧ツイッター)はユニホーム姿の大谷のアニメーション動画を載せ「ドジャースへようこそ」と日本語も交えて歓迎した。
マーク・ウォルター球団会長は球団を通じて声明を出し、「ドジャースと世界中のファンを代表し、ジャッキー・ロビンソン(史上初の黒人選手)、サンディ・コーファックス(投手三冠3回)、野茂英雄(球団初の日本選手)というスポーツ界で最も伝説的な先駆者3選手がプレーしたドジャースに、大谷翔平選手を迎え入れることを喜んでいます」と、後世に語り継がれるであろう二刀流選手の入団を歓迎した。