大谷翔平 ドジャース入りは「ここでプレーしたいという気持ちに素直に従った結果」約300人超の報道陣には「ちょっとビックリ」
ドジャースの大谷翔平投手が14日(日本時間15日)、ドジャースタジアムで入団会見を行った。
ドジャースのユニホームを身にまとい、記者との質疑応答に臨んだ大谷。決断したのはいつか?との問いに「前の晩ですね」と明かし、「これが一つというわけではなく、交渉させていただいたすべての球団の方、どの球団も素晴らしかったですし、イエスと答えられる球団は一つしか無い。ここでプレーしたいという気持ちに素直に従った結果です」と語った。
この日は世界各国から約300人の報道陣、テレビカメラ約50台が集結した。「うれしく思うと同時に、報道陣の方しかいないと聞いていて、予想以上に多くてちょっとビックリしています」と驚きの表情を浮かべた大谷。年俸の後払いを申し出たことについては「年俸が高額な選手はみんなやっているので」と語った。
「あと何年できるか分からないですし、今の自分にとって勝つことが一番」と力を込めた大谷。ドジャースは11年連続でプレーオフに進出しているが、ワールドチャンピオンはわずか一度のみ。「ドジャースが経験してきた10年間は成功したとは言えないとオーナーが言っていたので」と交渉過程での言葉を明かし、勝つために必要なことは?との問いには「一番大事なのは全員が勝ちに、同じ方向を向いていることが大事。フロント、選手、チーム、ファン、みんなが勝ちに向かっていることが大事」と理想のチーム像を語った。
ドジャースで描く自身の選手像については「まず優勝することを目指しながら。そこで欠かせなかったという存在になりたい。その期待をかけられた契約だと思うので、その期待に応えたい」とチームの中心的存在であることを自覚している大谷。またMVPの会見に登場した愛犬の名前については「デコピンって言うんですけど。発音的に難しい。こっちの人にはディーコイって紹介しています」と明かした。