ドジャース編成本部長 大谷獲得で記憶飛ばすほど興奮 平常心保てず「感情はジェットコースター」

 入団記者会見でユニホームを着た大谷と並ぶフリードマン編成本部長(共同)
 ロバーツ監督(左)と握手する大谷(共同)
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 ドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日)、本拠地ドジャースタジアムで入団会見。同席したドジャースのフリードマン編成本部長はメジャー史に残る大争奪戦を振り返った。

 大谷の代理人を務めるバレロ氏の電話を受けたのは9日の朝だったという。

 「覚えているのは、ショウヘイがドジャースに決めて、それをまもなくインスタグラムで発表することだけ。それ以外は何も覚えていない」

 数々の修羅場をくぐり抜けてきた男が記憶を飛ばすほど興奮した。

 総額7億ドル(約1015億円)の交渉。8日には大谷がブルージェイズと契約するためにトロントに向かったとの情報が流れた。「ドジャース脱落」との声も耳に入ってきた。「事実じゃないのはわかっていたが、あの日の感情はジェットコースターのようだった」。大本命と言われていたが、平常心を保つことはできなかった。

 大谷が会見で心を動かされたと明かした1日の面談。編成部の長は「みんなで自分たちがどんな組織なのか、この10年を振り返り、現在地と将来のビジョンを本音で言い合った」と明かした。

 ひな壇に立った全員が心からの笑顔を見せた入団会見。ロバーツ監督は「正直、今でも夢じゃないか、自分のほおをつねってる状態だよ。彼がドジャースのユニホームを着てくれていることが今でも信じられない」と、その喜びを表現した。

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