大谷翔平の相棒、水原一平氏の対応力を元NPB通訳や石井一久氏が絶賛「会場の雰囲気に合わせた翻訳力はズバ抜けてる」

 大谷翔平投手のドジャース入団会見で一切メモを取らず、大谷が発した言葉の真意に沿うように翻訳した水原一平通訳の対応力を絶賛する声がやまない。

 米国留学経験があり、日本プロ野球で通訳経験を持つ人物によると、「水原さんの語学力の高さは間違いなくトップレベルです。また、大谷選手の言葉をそのまま伝えるのではなく、質問者がより理解しやすい単語や文章を使っているのも見逃せないですし、今回だけでなく、会場の雰囲気に合わせた翻訳力、対応力というのはズバ抜けてますね」と通訳としてのスキルの高さを認めた。

 また、水原通訳がメモを一切取らず、大谷の言葉を翻訳し続けたことについては「私もヒーローインタビューなどではメモを取らずにやりました。ですが、入団会見ともなりますと、着座していますし、正確に伝えたいという思いもありましたので、部分部分をメモしながら通訳していました。でも、水原さんはメモを取っていないのに、的確にミスなく務めておられました。大谷選手が長い文章を話す場面もあり、通訳としても緊張するシーンだったと思うのですが、素晴らしいとしか言いようがないですね」と称賛した。

 この日、テレビ朝日系で放送された「中居正広のキャスターな会」に出演した前楽天監督で、ドジャースで大谷と同じ背番号17を背負った石井一久氏は、入団会見で大谷がドジャースとの交渉過程で心に残ったものとして「オーナーの方も含めてこの10年間、ドジャースが経験してきたこの10年間を彼らは全く成功だと思っていないということはおっしゃられていたので、それだけ勝ちたいという意思がみんな強いんだなというのが心に残ったかなと」と発言したことに関し、水原通訳が「直訳すると危ないフレーズなんですけど、ワールドチャンピオンになったにも関わらず、歩みを止めないドジャースが」と付け足した点を高評価していた。

 水原氏は幼少時代から米国で生活し、米国の大学を卒業。12年から日本ハムの通訳となり、17年に大谷のエンゼルス移籍に伴い、専属通訳となった。通訳以外でも、運転手や私生活のサポートなどもこなし、ドジャース入団会見後にはネットで「天才か」「マジで優秀」といった賛辞が集まっている。

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