大谷翔平「ハンク・アーロン賞」で今季12冠締め 最強打者の称号!日本勢では初の受賞

 米大リーグ機構(MLB)は16日(日本時間17日)、最も優れた打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」を発表。ア・リーグはリーグ最多44本塁打などを記録したエンゼルスの大谷翔平選手(現ドジャース)が日本勢で初めて受賞した。同日発表の「オールMLBチーム」でも先発投手と指名打者の2部門で「ファーストチーム」に選出され、史上初の投打同時選出。シーズンを12冠で締めくくった。

 ラスベガス最大のカジノホテルで開催された授賞式。大リーグ専門チャンネル、MLBネットワークが生中継した会場に「ショウヘイ・オオタニ」の名前が響き渡ると、大きな拍手が起こった。

 イチロー(マリナーズ)と新庄(メッツ)が01年に日本選手初の野手としてメジャーデビューしてから23年、大谷が本塁打王に続き、また日本勢初の快挙をやってのけた。

 「ハンク・アーロン賞」は最強打者の称号だ。アーロンがベーブ・ルースの持つメジャー通算本塁打記録を更新してから25周年を記念して1999年に設立された。大谷は21年から3年連続で最終候補に入り。三度目の正直で栄冠を手にした。

 今季は44本塁打、パワーヒッターの指標として重視されるOPS(出塁率+長打率)では両リーグ最高の1・066を記録。さらに打率・304、95打点、102得点、20盗塁と文句なしの成績を残した。

 投手としても9月に右肘手術のアクシデントに見舞われながら2年連続10勝をクリア。この日、MLBが発表した報道陣や元選手、ファンの投票で選ぶ「オールMLBチーム」では、先発投手と指名打者の2部門で「ファーストチーム」に入った。

 先発投手としては昨季に続いて2年連続、DHでは2年ぶり2度目。投打同時選出は史上初だった。WBCの世界一&MVPで始まったシーズンを個人タイトル12冠で締めてみせた。

 打者に専念する来季に向けて現在は右肘のリハビリに励んでいる大谷はこの日の授賞式を欠席した。SNS上には青いTシャツを着て本拠地ドジャースタジアムのフィールドで体を動かす二刀流の動画が拡散されていた。

 ◆ハンク・アーロン賞 ハンク・アーロンが当時の通算最多記録だったベーブ・ルースの714本塁打を更新してから25年を記念し、1999年に創設された。30球団が推薦した候補から大リーグ公式サイトの記者がア、ナ各リーグ10人弱に絞り、同サイトでファン投票を実施した上、米国野球殿堂入りしている元選手の選考も加味される。過去にはバリー・ボンズやアレックス・ロドリゲスら強打者が受賞している。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス